質問に多いポケモンについて 7、ギルガルド
最近でもパーティの鑑定依頼の質問に入っていることの多いギルガルドについてです。
見出しはいつもと変わりませんが、いつもとは違って
批判のための記事ではなく型の考察記事となっています。
これからパーティにギルガルドを入れたい人の参考になれば幸いです。
6thに入って追加された新ポケモン。
唯一このポケモンが持つのが複合タイプ霊+鋼。
そして、何よりも特徴的なのが
シールド:60-50-150-50-150-60 520
ブレード:60-150-50-150-50-60 520
立ち回り次第で、これを活かせられれば60-150-150-150-150-60:720に化け、
活かすことが出来なければ60-50-50-50-50-60:320と途端に雑魚になります。
また、覚える技は威力自体は高くはないものの
その種族値のおかげで火力自体はかなり高いものを誇っています。
タイプ相性・種族値も相まってパーティに採用しやすいポケモンではあるのですが、
採用する型を間違えると途端に扱いの悪いポケモンになってしまいます。
型のレパートリーを出来るだけ増やしておきたいところですね。
以下で一般的ないくつかの型について触れていきます。
1、冷静HC@弱点保険
振りの例:H252C252D4
構成の例:シャドーボール・影打ち・聖なる剣・キングシールド
XY初期環境で最も初期に認知された型。
攻撃をする際にブレードフォルムになってしまうという弱点を補うために
出来るだけ相手に先制攻撃をしてもらい(つまりは冷静最遅でS実数値58にします)、
BD150で耐えた後AC150を活かして攻撃をします。
理にかなった考え方で、レートのギルガルドはほぼ保険持ちと認識されるようにしたのも
この型が最初かなと思います。
しかしながら、Cをほぼ特化しているにもかかわらず特殊技がシャドボのみ
(ラスカを入れることも出来なくはないですが、霊+鋼自体の攻撃範囲が広くなく、
バンギラスのようなポケモンが出てきた際に撃ち負けてしまいます)になってしまい、
加えて火力の上昇を保険にしか頼ることが出来ないため、
今ではあまり使われなくなっています。
珠を持たせるのも悪くはないと思いますが、
Sを最遅まで下げたことにより先制をされやすくなってしまったので、
珠ダメがかなり重くなりがちなのが気になります。
因みに、呑気HCベースという型も少し前の環境においては存在していました。
2、意地HA@弱点保険
振りの例:H252A236S20
構成の例:影打ち・聖なる剣・剣の舞・キングシールド
1における物理技の火力が低いこと・積極的に積めないことを補うために
意地にした上でAに振って弱点保険を持たせた型です。
僕も前まではこの型を使っていました。
キングシールドを持たせることで対面で勝てる範囲が広がり、
剣の舞を持たせることでクレセ等と対面した時に積むことが出来ます。
しかしながら、やはり保険が認知され過ぎた点、
キンシを入れてしまうとどうしても技範囲が狭くなるのが悩みどころ。
3、意地HA@珠
振りの例:H188A252S68
構成の例:影打ち・聖なる剣・アイアンヘッド・剣の舞
2の型からキンシを抜いた上で安定した火力を出せるように
保険ではなく命の珠を持たせた型です。
定数ダメの関係でHを落としたことでSに多めに振る余裕も出ました。
やはり何より保険と比べて安定した火力が常に出せるのが大きいのですが、
キンシを抜いたことで攻撃した後影打ちで切るか引っ込めるかしないと
ブレードフォルムのままになってしまうのが悩みどころです。
因みに、ラムやゴーグルのような持ち物の場合、
2或いは3の技構成が基本となるかと思います。
4、意地HA@鉢巻
振りの例:H252A252D4
構成の例:アイアンヘッド・聖なる剣・シャドークロー・諸刃の頭突き
基本的には地雷とされる型の一つでしょう。
受け出しのし易いタイプ相性を活かして半減に繰り出し、
鉢巻の高火力を交代先に与えていく型になります。
瞬間的な火力は凄まじいですが、当然のことながら技の変更が出来ないので
立ち回りに多くの制限を伴います。
因みに、鉢巻以外の持ち物を持たせる場合もあるにはありますが、
ならわざわざ剣の舞を抜く意味に疑問符が付きます。
5、控えめor穏やかor臆病HS@食べ残し
振りの例:H204B4C36D12S252
構成の例:シャドーボール・毒々・身代わり・キングシールド
タイプ相性を活かして毒みがをする型です。
毒みがによるハメが続けば非常に厄介な型なのですが、
影打ち等無いので足掻きが出来ないため、
立ち回りにはかなりの慎重さが求められます。
この記事を参考に良いパーティを作ることが出来れば幸いです。